昭和の時代と僕+

昭和の時代。僕のまわりで起こった些細な出来事を手当たり次第に綴った。

海浜学校と僕

 僕の学校は夏休みの前に3泊4日の海浜学校があった。小学4年から中学3年が参加し民宿を借りきっての行事だった。海のない町で育つ僕にとっては楽しみの一つだった。水泳学習はもちろん宝探しゲームやスイカ割り、花火、キャンプファイヤーと僕らのために先生と父兄は頑張って企画準備していた。皆なで食べる民宿の食事も楽しみだった。海の町は我が町とかわらず小さいけれども活気があった。夕方の休み時間は近く店を覘きアイスキャンデーを食べながらお土産を買うために散策した。

 3日目の夜はキャンプファイヤーを囲んでのフォークダンスだった。僕はウブでシャイな性格だったので、気になっている女子とのオクラホマミキサーはドキドキした。嬉しかったが身体の密着や手の掴み加減で相手に悟られないように注意しながら踊った。

  

 海浜学校は夏の楽しい思い出だった。そして夏休みになった。