昭和の時代と僕+

昭和の時代。僕のまわりで起こった些細な出来事を手当たり次第に綴った。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

しもやけと僕

我が町は冬になるとマイナス20°以下になることがしばしばあった。家の中でストーブの近くにいてもストーブの反対側は寒かった。我が家は木造の古い造りなので部屋の中もマイナスになることがあった。 学校までの4キロの行き帰りは歩きで国道の側の川から…

豆炭あんかと僕

冬、我が家ではストーブのない部屋ではマイナスになった。建付けの悪い窓の隙間から雪が入り込み、寝ている頭にも雪が降り積もった。当然、寝る時は暖房が必要だった。暖房がないと寒くて眠れなかった。 僕の幼い頃、電気毛布はまだ我が家にはなかった。手っ…

仮面ライダーと僕

僕が小学校6年生の時に仮面ライダーが初めてテレビで放映された。巨大化することなく原寸大で活躍する姿が身近に感じられ、サイクロンで疾走する姿がカッコ良かった。物語も怪奇ぽっく登場する怪人たちも個性が溢れていた。僕は釘付けになった。 僕は家の周…

お正月と僕

我が家では初詣に行く習慣がなかった。習慣がないというよりも行くとその年あまり良くないことが起こったので行ってはダメだということになった。だが僕の家には神棚があり家族全員正月三が日毎朝お参りをし食事をお供えした。神様に過分なお願いをしてはい…

お年玉と僕

僕の父さんの兄弟は10人、母さんの兄弟も10人だったので正月には沢山の親戚・知人が来た。正月の一週間は毎日何組もの親戚が来て家はいつも一杯になった。茶の間ではすぐに酒盛りが始まった。 引っ込み思案の僕はいつもだとお客さんが来るとすぐに自室に…