昭和の時代と僕+

昭和の時代。僕のまわりで起こった些細な出来事を手当たり次第に綴った。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

図書室と僕

僕の小中学校には小さな図書室があった。教室の半分くらいのスペースで両側に棚があり本が並んでいた。小学校と中学校の兼用なので実質それぞれ半分くらいで本の数は少なかった。 図書室が中学校側にあったので、僕は中学生の時に初めて図書室の存在を知った…

紙芝居と僕

小学低学年の頃、テレビの映りも悪く、我が町には本屋がなかったので他に見る娯楽があまり無かった。学校で観る紙芝居は楽しみの一つだった。 初めて紙芝居を観た時、ばあちゃんの昔話とは別に新鮮で面白さに凄く感動した。道徳の授業に先生が今日は紙芝居で…

メロンと僕

我が家ではメロンを栽培していた。僕が小学生の頃なので50年以上も昔の話である。メロンはキングメロンと呼ばれる赤肉のネットメロンとプリンスメロンと呼ばれるネットの無いメロンだった。 当時、キングメロンを食べる時は種とワタを取り出し砂糖を入れて…

田植えと僕

僕が中学生の頃、田植えの手伝いをした。当時、まだ田植え機がそんなに普及していなかったのでほとんどの農家は手植えだった。我が家も反別が少なかったのでもちろん手植えだった。 苗もポットではなく直播だった。手に収まる大きさに苗をまとめ藁で縛り田植…

チョン子と僕2

僕が小さい頃、家族の会話でチョン子がメスだということを知った。チョン子は活発で頭の良い猫だった。ネズミを捕って来ては家族に見せて褒められていた。満足気のチョン子は家の主のように堂々としていた。じいちゃんもばあちゃんもチョン子には一目置いて…