昭和の時代と僕+

昭和の時代。僕のまわりで起こった些細な出来事を手当たり次第に綴った。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

尻滑りと僕

毎年3月末になると昼間溶けた雪が夜の寒さで固まった。早朝は雪が氷のように固くなっていたので普通に雪の上を歩くことができた。 僕は小さい頃、家の畑で兄ちゃんと姉ちゃんと尻滑りをした。荷物を載せる木製の重い橇はあったが、まだ我が家にはプラスチッ…

スキー遠足と僕

僕の学校は毎冬スキー遠足をした。隣のF市でワールドカップ開催地の雪質の良いスキー場だった。スキー遠足のために僕たちは父兄が造った我が町のスキー場で練習した。小学高学年から中学3年生までの60人くらいの生徒が参加した。 スキー場は眼下にF市が広…

カップヌードルと僕

僕が中学2年の時。社会人になって都会で就職した兄ちゃんがお土産でカップヌードルを買ってきた。我が町には袋麺はあったがまだカップヌードルは売っていなかった。もちろん袋麺は農協で箱ごと注文したものだった。袋麺は大手メーカーではなくラーメン模様…

風呂の水汲みと僕

我が家は冬になると井戸水の出が悪くなった。そのため、近くの川から風呂に水を汲まないといけなかった。川までは50m程ありそれが小学4年から中学3年まで僕の冬の日課になった。 両手に1個ずつバケツを持ち風呂と川を30~40往復くらいした。我が家…