昭和の時代と僕+

昭和の時代。僕のまわりで起こった些細な出来事を手当たり次第に綴った。

手押し噴霧器と僕

 我が町は田舎だったので、どの家も夏は窓や玄関は常にオープンだった。網戸は無く家の中はハエだらけだった。そこで活躍したのがフマキラーの手押し噴霧器だった。レバーを押してフマキラーの液を噴霧させハエを退治した。ばあちゃんが噴霧した液が間違ってみそ汁の鍋に入ってしまいフマキラー臭いと大騒ぎになったこともあった。
 その他にハエの捕獲用としてはハエ取り紙がありどの家にもぶら下がっていた。でも、頭に何度もくっ付きハエ取り紙をはがすのにひと苦労した。髪の毛にハエのおまけも付いてきた。